100兆ジンバブエドル札!史上最悪のインフレが起きた国のお土産はお金 〜アフリカ・ジンバブエ旅行記〜

2014年8月、友人(弟)が海外青年協力隊として滞在していたアフリカのジンバブエに友人(兄)とともに一週間旅行しました。

ジンバブエとは

南アフリカ共和国の上に位置するアフリカ南東部の国です。

世界で最も有名な3つの滝「世界三大瀑布」のうちの一つビクトリアフォールズがあることで有名な国です。(あと2つはナイアガラの滝とイグアスの滝です。)

そして、この国にはもう一つ有名なことがあります。

史上最悪のインフレ

ジンバブエは歴史上もっともひどいインフレが起きた国としても有名です。しかもそんなに昔の話ではなく、つい最近の話です。

インフレとは「お金の価値が下がっていくこと」つまり「物の値段が上がっていくこと」です。

2000年頃からはじまったジンバブエの年間インフレ率は2008年にはなんと2億3100万%に達します。(その後は凄すぎて計測不能だそうです・・・。)

1個100円のリンゴが、1年後には231億円になっていたという計算です。

ハイパーインフレの原因

長らくイギリスの植民地となっていたジンバブエですが、その頃は「アフリカの穀物庫」と呼ばれるほど豊かな国でした。

国としては豊かだったのですが、実態は一部の白人が富を独占している状態でした。

そのことに不満が溜まった結果、ジンバブエはイギリスから独立、さらに現大統領のムガベ大統領が白人達を実質的に追い出してしまいます。

ところが、ジンバブエを豊かにしていた農業技術は白人が持っていました。

白人を追い出してしまったことにより富を生み出す技術もなくなり、さらに欧米諸国からの援助や取引もなくなりジンバブエはいっきに大不況に陥ります。

ひどい時は失業率95%・・・。ほぼ全員失業状態です。)

さらに良くないことにムガベ大統領はこの状況をお金を大量に刷ることで切り抜けようとします。

物が不足しているのにお金が量産されたことにより、「ハイパーインフレ」と呼ばれる天文学的な数値のインフレが起こってしまったのです。

ジンバブエドルの廃止

2009年、1米ドル=3京5000兆ジンバブエドル(ちょっともうイメージできません)になったところでジンバブエドルは廃止され、米ドルなどの海外の通貨しか使えなくなります。

しかし、ジンバブエドルを廃止しただけでは不況は回復しませんでした。

2013年、公務員の給与を支払ったところでジンバブエの国の金庫には217ドル(2万円弱)しか残っていないことが判明した、というニュースが報道されています・・・。

史上最悪のインフレが起きた国のお土産はお金

僕がジンバブエに行った2014年8月にはすでにジンバブエドルは廃止されていました。

ところが、もの凄い桁数のジンバブエドル紙幣は物珍しさから、海外からの観光客にお土産としていたるところで売られていました。

一番大きな桁数の紙幣は「100兆ジンバブエドル」で、私もお土産として1枚 1米ドルほどで購入しました。

その5年前には100兆ジンバブエドル札の(お金としての)価値は350兆分の1米ドルと紙切れ以下の価値ですので激しくぼったくられた、とも言えます。

驚くべきことにこの100兆ジンバブエドル札、その後お土産としてのブームに火がついて、さらに増刷されないためプレミア感が増し、
2017年8月現在、アマゾンで1万円近い金額で売買されています。

アマゾンのページはコチラ

まとめ

現在、仮想通貨が盛り上がっている中「お金の価値ってなんだろう?」ということを考えさせられる1枚なので、私はこの100兆ジンバブエドルは売らずにお守りとして持っておこうと思います。実物を見たい方がいたら是非。

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ippei

ippei

・趣味でコントをやっているサラリーマン。 ・新卒で入った製薬会社の営業職を2年半で退職。約3年間の無職の時期を経て28歳でたまたま外資系の生命保険会社に経理で転職(その時 TOEIC 500台)。 ・趣味(お笑い)と勉強(英語)を中心にブログを綴り、AIと少子高齢化で環境が激変していくであろうこれからの日本で楽しく生きていく方法を模索中。 ・夢はさらに状況が深刻になった時に困っている人達に「楽しい生き方」を共有できる人間になること。