あることないこと書きます。
「アラキさんの伝説 エピソード1」
同じ部署のアラフォー男性、アラキさんは耳が不自由だ。
耳が不自由な人のつける機械をつけているが、ほとんど聞こえないらしい。
アラキさんと仕事の話をするとき、僕たちは口をはっきりと開けて話す。
アラキさんは僕たちの口の動きで何を話しているか読み取っているのだ。
でも、クロカワ課長におじさん特有のネチッこい小言を言われている時、アラキさんはパソコンの画面にクギ付けになっているフリをしてクロカワ課長の口を見ない。
アラキさんは小言を言われるのがキラいだ。
やがてクロカワ課長の話題が小言から野球にかわるとアラキさんもパソコンの画面を見たままアイヅチを打ち始める。
「7回の表まではイケると思ったんだけどね〜。」とかなんとか言いながらテンションが上がっていくのがわかる。
アラキさんは野球がスキなのだ。
そしてクロカワ課長のことはキライではない。
余談だが、アラキさんはカミナリにうたれたことがある。
中学の時に、宿題を忘れたバツとして校庭を1人走らされているアラキさんに追い打ちをかけるようにカミナリは落ちた。
耳が聞こえないのはその前からで、カミナリが落ちたこととは関係ないらしい。
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ippei
趣味でコントを楽しむサラリーマンを挫折。難航する婚活とリストラの恐怖と、両親の介護への不安。そんな時に父親が癌に。 日本で楽しく生きるとは? 答えを探すためにコーチングを学んで40歳からキャリアチェンジ。その道程で出会いがあり入籍。夢は、日本や世界の状況がさらに深刻になった時に困っている人達に「楽しい生き方」を共有できる人間になること。
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