演劇レビュー:ナイロン100℃ 44th SESSION『ちょっと、まってください』の感想

こんにちはIppeiです。

ナイロン100℃ 44th SESSION『ちょっと、まってください』

演劇を好きになるきっかけで今も一番好きな「ナイロン100℃」という劇団の新作。

パンフレットに「今回はナンセンスコメディではない。」「劇団初の不条理劇。」という文を見つけ、

「何が違うんだろう?」

と疑問に思っていました。

なるほど、不条理を物語のスパイスとして使うのがナンセンスコメディで、物語そのものが不条理で展開していくのが不条理劇と理解しました。

「全編、不条理劇で通す」という精神に基づいた百戦錬磨の役者陣の技の応酬で「不条理な笑い」の極みを体感しました。

予想不可能な展開が切れ目なく続くため、終わった後は思考が停止するほど脳が揺さぶられた極上の3時間でした。

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ippei

趣味でコントを楽しむサラリーマンを挫折。難航する婚活とリストラの恐怖と、両親の介護への不安。そんな時に父親が癌に。 日本で楽しく生きるとは? 答えを探すためにコーチングを学んで40歳からキャリアチェンジ。その道程で出会いがあり入籍。夢は、日本や世界の状況がさらに深刻になった時に困っている人達に「楽しい生き方」を共有できる人間になること。