映画レビュー「未来を花束にして」の感想

みた映画を独断と偏見で採点してます。

☆(選んだ自分に怒りが湧き上がる。)
☆☆(みなきゃよかったと思う。)
☆☆☆(みてよかったとは思う。)
☆☆☆☆(オススメ!)
☆☆☆☆☆(歴史に残る名作!)

未来を花束にして 

☆☆☆☆☆

「主人公が普通の人で過酷な状況を乗り越える映画」は観ていて辛くなるシーンがありますが、観終わった後に日常に戻ってもその感動や感覚が残り続けることがあります。

それは自分の日常に関わってくるようなテーマの映画を観た時だと思います。

子供の頃は観ていて辛くなるような映画は嫌いでしたが、年を重ねる毎に、このタイプの映画に助けられる機会が増えています。

この映画は、イギリスで初の女性参政権を求めて戦う女性達を描いた作品です。

まず圧倒されるのが、産業革命が起こる前の労働者として働く人々の日常の過酷さです。

それは冷蔵庫も洗濯機もなかった時代の人々の暮らしを描くだけで映画になってしまうほどの圧倒です。

主人公の女性もその日常を当たり前として生きていましたが、女性参政権を求める運動に巻き込まれていきます。

ただでさえ辛い生活で当時どれだけ女性が虐げられていたか、そしてその違和感に気がついた女性達の勝ち目のない戦いは勇気に満ち溢れています。

「未来を花束にして」

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ippei

趣味でコントを楽しむサラリーマンを挫折。難航する婚活とリストラの恐怖と、両親の介護への不安。そんな時に父親が癌に。 日本で楽しく生きるとは? 答えを探すためにコーチングを学んで40歳からキャリアチェンジ。その道程で出会いがあり入籍。夢は、日本や世界の状況がさらに深刻になった時に困っている人達に「楽しい生き方」を共有できる人間になること。