先日、渋谷に用事がありたまたま青山学院大学を通り過ぎようとした時、目立つポスターが何パターンも外壁に貼ってありました。
見ると「AOGAKU EKIDEN 46TRUTH」と書いてあります。
青山学院大学の陸上競技部とえば2004年に元サラリーマンの現監督が就任して以来、その卓越したマネジメントとチームビルディングによってメキメキとチーム力を上げ、今年の箱根駅伝3連覇、史上4校目の大学駅伝3冠を達成した偉大な部です。
その青学、陸上競技部が
「何故10年で日本一強いチームになったのか?」
の秘訣を46個にまとめ、アディダスランニングがTwitterで発信したものがこの「AOGAKU EKIDEN 46TRUTH」とのことです。
(こちらで46つ全てみることも可能です!)
以下では個人的に特に響いたものをいくつかピックアップして、私の周りの職場環境と比較してみたいと思います。かなり異訳してることろもありますのでご容赦ください。
「自分がこの会社を引っ張る、そう語る社員が全ての階層にいる。」
各部署にはそういう人はいる、という会社は多いかと思いますがそれはだいたい課長レベルの人で、背負いすぎてて他の人達との温度差が強かったりしますよね。派遣さんから役職付きまでどの階層にも会社を背負っているという気持ちを持てる可能性のある組織って素敵です。
「新人が役員にダメだしできる場が当社には、ある。」
という会社は日本にはほとんどないと思います。ダメだしの概念を「上の人から未熟な人へ指導するもの」だったり「叱る」こととほぼ同義と捉えている風潮が日本にはまだまだ強いように思います。演劇の世界の「ダメだし」は大御所の人も受けていてそれは「個人やチームの行動に対してさらに改善できるヒントを提案する。」という意味合いのように思います。こちらの概念の方が組織にとって、また役員も含めた個人の成長にとって有効なように思います。
「年金受給者からの重圧はゼロ。」
実際は色々な意味で重く、重くのしかかっております。これは・・今のところどうすれば良いかわかりません・・・。
「5年以内に社内基準を超えないと社員を続けれない。」
一見、凄く厳しいオキテに見えますが、ある程度の期限をもうけて「向き、不向き」を客観的に判断してもらった方が本当に向いている職業につける人が増えるように思います。また、そういう時期が定期的にくるとあらかじめわかっていれば準備ができます。そうすればご家族やローンをお持ちの方が突然リストラされてしまう、というリスクもむしろ防ぐことができるのではないかと思います。今、劇的に変化してきている転職市場がもっと進んでいけば、さらに効果的な仕組みとして考えることができそうです。
「新人から役員まで、コピー取りもすべて平等」
実はうちの会社、少し前まで役員クラスの人もコレやってました。もちろん大きな会議の時などは秘書さんや部下が協力するのですが、日常的な雑務を上の人もやる、というのはマネジメントする側とされる側のコミュニケーションが取れたりとか、部下の仕事の実情が見えやすくなったりとか、組織を円滑にするヒントが詰まっているように思います。やっぱり組織って人と人だなと強く感じますし、尊敬や思いやりの感情が根っこにある組織って強いなあ、と思います。
ippei
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