映画レビュー「ハクソー・リッジ」の感想

みた映画を独断と偏見で採点してます。

☆(選んだ自分に怒りが湧き上がる。)
☆☆(みなきゃよかったと思う。)
☆☆☆(みてよかったとは思う。)
☆☆☆☆(オススメ!)
☆☆☆☆☆(歴史に残る名作!)

「ハクソー・リッジ」☆☆☆

予告編やタイトルから、

「第2次世界大戦の時に武器を持たずに仲間の兵士たちを救い続けたアメリカ兵の実話を元にした物語」

という内容を想像してみに行きました。

この映画のタイトル、ハクソー・リッジは沖縄の南西部にある崖を第2次世界大戦中にアメリカ兵がつけた呼び名です。つまり「武器を持たずに仲間の兵士たちを救い続けたアメリカ兵」の敵は日本兵です。

そのせいもあってか、戦争の美談としては共感してみることができませんでした。

しかし「武器を持たない、人を殺さない」信念を貫き通した実在する兵士の話、としては心に響きました。

「武器を持ち、人を殺すのが当たり前」なアメリカ軍の同僚や上官の主人公に対する恐れや苛立ち、戸惑いは理解できるように描かれていました。ただの意地悪ではなく自分たちの規律を守るために、当たり前を守るために主人公を軍から排除しようとします。それでも主人公は屈しません。

今はまだ「当たり前ではないこと」に挑戦している人、したい人は共感し、勇気をもらえる映画だと思います。

蛇足ですが

帰りに映画館のあるショッピンモールの広場に人だかりができていました。韓流アイドルのイベントが行われているようですが近くに行ってポスターをみてもグループ名がわからず、

「誰だよ。」とつぶやいていると近くの女性がピリピリしながら教えてくれました。

「100%っていうグループです。ポスターにも書いてあるんですけどわかりづらいですよね。」

周りを見るとファンの人達の目がこちらを向いていて、丸腰で戦場に飛び込むハクソー・リッジ状態になっていることに気がつきました・・・。

「ハクソー・リッジ」の詳細はコチラ

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ippei

趣味でコントを楽しむサラリーマンを挫折。難航する婚活とリストラの恐怖と、両親の介護への不安。そんな時に父親が癌に。 日本で楽しく生きるとは? 答えを探すためにコーチングを学んで40歳からキャリアチェンジ。その道程で出会いがあり入籍。夢は、日本や世界の状況がさらに深刻になった時に困っている人達に「楽しい生き方」を共有できる人間になること。