28歳で外資系企業に転職しました。現在38歳で約10年、今の会社で働いています。
働いている会社で朝礼・3分間スピーチが習慣化された話の続きです。
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リアクションが出てきた
3分間スピーチのテーマが自由になり、ハードルが下がると仕事のことよりも私生活のことを話す人が増えました。
悪くいうと、自分にとってはあまり興味のないテーマのスピーチが増えました。
美容の話や野球の話など、ただそのテーマの話をするだけでは興味のある人にとっては面白いですが、話し方によっては退屈な人もでてきます。
仕事の時は細かいところまで厳しく指摘する部長も、スピーチに関しては楽しそうに聞いているだけで「続ける」こと以外の指摘はしません。
しかし、自分がスピーチをする側に立つと、どんな話題でも「楽しそうに聞いてくれる」リアクションがあるということは嬉しいものです。
部長の楽しそに聞く姿勢は場の空気を和らげる効果もありました。
さらにあと2人、立役者がいました。
⑴ 細かいことまで気にしいな性格のC課長(男性)
普段はもの静かで「ザ・経理」な外見のDさんが野球の話をしている時、半分くらいの人が退屈しているのをC課長が察知して「最近、野球場ではどんなお土産が流行っているのですか?」という質問をしました。
野球のヘルメットの形をしたお弁当が流行っているそうです。
話が広がったお陰で野球好きでない人も興味を持てそうな話題が出てきました。
⑵ ザ・外資系なポジティブな性格でおしゃべりが大好きなE先輩(男性)
スピーチが終わった後、ほぼ毎回スピーチをした人のところにいき、感想を喋ります。
ヘルメット型のお弁当箱の話の時も、スピーチ後のDさんのところに行って、
「ヘルメット型の弁当箱は意外だったね〜!」
と感想を喋ります。この話題には興味のある人が多かったようで、E先輩に続き数人の人が、普段もの静かなDさんを囲みました。
多分、嬉しかったんだと思います。
後日、Dさんは実際にヘルメット型のお弁当を持ってきてくれました。
さらにその後、他の野球好きの人達が野球をみに行った時は、Dさんが持っていないチームのヘルメット型のお弁当を買ってくるようになりました。
「まず興味をもって聞く」
「気になることは質問する」
「伝えたい感想があった時は後で伝える」
この3種類のリアクションを徐々に他の人達もとるようになっていきました。
その方がスピーチする側も聞く側も楽しい、ということを実感したからです。
第4話に続きます。
ippei
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