我々の世代はきっと年金をもらえないだろうなと思って、5年くらい前から勉強がてら株への投資をとぎれとぎれ、いい加減に続けています。
ミネルヴィニの成長株投資法「書評」 by マーク・ミネルヴィニ
株を買い始めて最初のうちは、アベノミクスで日本の株価が急上昇していたこともあり、初心者の僕でもわりと儲けることができました。
しかし、中国の経済減退やイギリスのEU脱退などで景気が悪くなり始めると僕の持っている株の株価も下がりはじめ、1つの株の大きな負けであっという間にプラスマイナス0に戻ってしまいました。
「これはいかん」と思い、投資活動の得意な友人にこの本を紹介してもらい読んでみました。
難しいことはまだわからない。
この本は株で大きな財産を築いたウォール街の伝説的トレーダーのマーク・ミネルヴィニが自身の体験を元に「どうすれば投資で財産を増やすことができるか」をテーマに書いています。
過去の取引を具体例に様々な視点から成長株の見極め方を分析していますが、
まーわからない。
経験値の少ない今の私にはまだ難しすぎたようです。
今まで自分がしてきた失敗は大多数の人がしている失敗だった。
そんな株初心者の私でも突き刺さった言葉がいくつかあります。そのうちの一文を引用します。
株取引で損をしても、恥ずかしいことは何もない。しかし、含み損になった銘柄にしがみついて、損失を膨らませ続けるか、さらに悪いことに買い増すのは素人くさくて破滅的な行為だ。
私はまさにこの失敗をし続けています。
買った株が下がり始めると
「自分の予想がはずれるのを認めたくない」
とか
「また上がるのではないか?」
とか
「今売ったら損が確定してしまう」という気持ちがはたらき、株で財産を増やすための鉄則である損切り(株を買った時にいくらまで下がったら売るかをあらかじめ決めておき、その株価まで下がったら売ること)ができなくなってしまいます。
結果、大きな損をだし、それまで積み上げてきた小さな利益が吹き飛んでしまう。これが典型的な株での失敗だそうです。
この本にも「損切りの大切さ」だけは何度も何度も素人でもわかるように書かれています。
感想
「これだけやれば株で成功する」とか「簡単に成功できる技がある」みたいな初心者が飛びつくようなタイトルの本はやはり信用できません。
難しくてもこの本のように真理が書かれた本をまずは何冊か読んでみたいと思います。
ippei
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